- 教えたがりおじさんはどこにでもいる
- 教えたがりおじさんの問題点
- 教えたがりおじさんの特徴と心理
- 教おじは英語の「マンスプレイニング」に近い
- 教えたがりおばさんもいる
- 教えたがりおじさんの対策
- 美味しいよおばさんもいる
教えたがりおじさんはどこにでもいる
聞いてもいないのにアドバイスしてくる、通称「教えたがりおじさん」(以下教おじ表記あり)。
別名「アドバイスおじさん」とも言いますが、この手のおじさんはどこにでもいます。
職場、ジム、ゴルフ、ボーリング、ゲーセン、食事処、居酒屋、果ては山奥のキャンプ場にまで出現しています。
何なら、いない場所はいないレベルかもしれません。
教えたがりおじさんの問題点
問題なのは、教えることではなく、求めてもいないアドバイスをしてくることです。
そして、「自分が教えたがりおじさんだと自覚していないこと」があります。
更に女性に対して教えたがる点です。
初心者の男性と初心者の女性の2人がいた時、教おじは女性にアドバイスをし、男性には目もくれないことが多々あります。
そのような人は、何故か自分が先生レベルの技能の持ち主であるかのような行動をします。
例えば、ジムにはパーソナルトレーナーがいるのに、何故かトレーナー気取りで教えようとしてくる人がいます。
しかし、実際はただの一般人レベルです。
教えたがりおじさんの特徴と心理
実際に教おじを見ていると、共通した特徴がみられます。
まず、相手よりも自分の方が知識や経験があると思っている点です。
そして、知識や経験があるという変なプライドも持っています。
そこで自分から話しかけ、その知識や経験を教えたいと思い始めます。
その結果、聞いてもいないのに「ここはこうした方が良い」とか「それは初心者のうちはやらない方が良い」とか言い始めます。
仮に「いや、いいです」とアドバイスを断ると、「せっかく教えようと思ったのに」とか言い始めます。
その反応は完全にクレーマーと同じです。
何故かクレーマーも代表面をして、「みんなのために言ってんだから」とか「みんな思ってんだから」と言い始めます。
何故こんなことになるのかというと、先述のように本人が自覚していないからであり、それが最大の特徴とも言えます。
相手に「うざい!」と言われても、何故ウザがられているのか本人は分かりません。
「自分は良いことをしている」と思っているからです。
そのせいもあり、ズカズカとパーソナルスペースに踏み込んできます。
ここで一旦、特徴をまとめます。
・自分の方が経験豊富だという無自覚なプライドがある
・相手を不快にさせている自覚がない
・「教えようと思ったのに」と不貞腐れる理由は、自分は良いことをしていると思っているから
教おじは英語の「マンスプレイニング」に近い
英語に「mansplaining(マンスプレイニング)」という言葉があります。
これは「man(男性)」と「explaining(説明 / 解説すること)」を組み合わせた造語です。
Wikipedia にはこのような定義が載っています。
「(男の)見下したような、自信過剰な、そしてしばしば不正確な、または過度に単純化された方法で女性や子どもに何かについてコメントしたり、説明したりする」
(略)
「説明を受ける者が説明者よりも多くのことを知っているという事実を無視して説明すること、多くの場合、男性が女性に行うこと」
これは教おじの特徴と一致する部分が多いです。
マンスプレイニングの本も出ています。
教えたがりおばさんもいる
教えたがりおばさんも普通にいます。
以前、コンビニのレジに並んでいる時。
あるおばさんがコンビニの女性店員に「美味しい味付けの仕方」を教えていました。
自分が後ろに並んでいるのにもかかわらずです。
もはや周りが見えていません。
顔から察するに、その女性店員はそのことに全く興味がありません(当たり前です)。
一方、教おばは「美味しい味付けの仕方」を誰かに披露したかったのに違いありません。
その「誰か」の犠牲になったのは女性店員です。
私は美味しい味付けの仕方を知っている」のだから、誰かにシェアしたかったのかもしれません。
が、相手が求めてもいないことをシェアしようとするのは、もはやただの押し付けです。
教えたがりおじさんの対策
対処法としては、距離を置くことと、嫌がられても断ることです。
スズメバチが現れた時の如く、見かけたら逃げます。
それが無理なら強い姿勢で断り続けることで、次第に話しかけられる頻度も減ってきます。
私の知り合いは、話しかけられても「大丈夫です」とだけ言って作業に集中していたら、話しかけられなくなったと言っていました。
リアクションをせずに会話を切り上げるのが効果的だと思われます。
もしくは、その場の責任者に言ってみるのもいいかもしれません。
ジムの人に相談したら、教おじがいない時間を教えられたという人もいました。
美味しいよおばさんもいる
「美味しいよおばさん」とは、「美味しいから食べてみなよ」と言って食べ物を勧めてくるおばさんです。
私が勝手に名付けました。
このおばさんも同じで、断ると「美味しいのに」と悪態をつきます。
食べ物には好みがあるし、美味しいかは自分が決めます。
更に、頼んでもいないお菓子などを出してくるおばさんもいます。
ただテーブルに並べるだけなら良いのです。
自分が食べたいものを選んで食べます。
しかし、「食べなよ」と言って勧めてきて、断ると「せっかく出したのに」と言います。
しかも、パックされているものや缶詰を開封して出してきます。
求めていないものを勝手に出しておきながら、相手に断られると不貞腐れるのは、完全に教おじと同じです。