SO2R(スターオーシャン2)をプレイした感想と評価&レビュー【良リメイク】

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1998年7月30日に発売された『スターオーシャン セカンドストーリー(スターオーシャン2)』。

 

 

そのリメイク版『スターオーシャン セカンドストーリー R』が2023年11月2日に発売されました。

 

 

私の思い出のゲームでもあるので、SO2Rは発売日に買いました。

 

 

そして、マイペースにラスボスを倒したので、その感想と評価、世の評判などについて書いていきます。

 

 

 

SO2R(スターオーシャン2)をプレイした感想と評判

 

結論から言うと「オリジナル版の面白い要素をそのままに、新しい要素や演出を取り入れて遊びやすくなった良リメイク」です。

 

これに付きます。

 

 

 

私はSteam版を買ったのですが、カスタマーレビューはこうなっています。

 

SO2Rの評価とレビュー

引用: Steam販売ページ

※2023年11月17日

 

 

レビュー1187件あり、圧倒的に好評を頂いております。

 

 

 

スターオーシャン2と言えば「ゲームバランスの崩壊」です。

 

序盤から強い武器を手に入れたり、アイテムを盗んだり、悪いアイテムを使ったり。

 

 

その要素はしっかりと残っています。

 

 

そのため、崩壊させるもよし、普通にプレイするもよしです。

 

 

 

そして何より、遊びやすくなっています

 

 

中でもファストトラベル目的地の表示シンボルエンカウントの3つのおかげでサクサク進みます。

 

ファストトラベル

 

訪れた場所なら一瞬で飛べます。

 

ダンジョンや店の中まで選択できる消費MP0のルーラです。

 

 

これが非常に便利で、もはやファストトラベル無しでは生活できません。

 

目的地の表示

 

常に次の目的地が表示されます。

 

そのおかげで、街はおろかダンジョンすら迷いません。

 

 

 

また、PA(プライベートアクション)の有無も表示されるため、見逃すことも無くなります。

 

 

これにより、「迷う」という行動が消滅しました。

 

 

おかげでサクサク進みます。

 

シンボルエンカウントと用心棒

 

リメイク版ではランダムエンカウントからシンボルエンカウントに変更されました。

 

 

このゲームはほぼ戦わなくてもレベル上げができるため、無駄な戦闘をしなくて済みます。

 

レベル100までなら「ぎぞうくんしょう」で一気に上げられます。

 

 

 

そして、スーパー特技「用心棒」

 

これを発動することで、仲間が敵シンボルに突進し、勝手に敵を倒していきます。

 

 

自分より弱い敵(緑のシンボル)だけの効果ですが、バシバシ倒してバシバシレベルが上がります。

 

 

 

ラスダンや、クリア後の試練の洞窟でも発動するため、レベル150くらいまではモリモリ上がります。

 

※レベル150だと、試練の洞窟の中盤で敵が青色になります

 

 

もちろん、SP、BP、フォルも手に入るため、気付いたらポイントが1000を超えていることもしばしば。

 

 

 

私は余ったフォルで「ロマネコンチ」を買っていました。

 

が、試練の洞窟の中盤にはロマネコンチすら持てなくなる(MAX20個)ぐらいフォルが余り始めました。

 

ロードの速さとイベントスキップ

 

他のサクサク要素として、「ロードの速さ」と「イベントスキップ」があります。

 

 

データのロードが爆速で、ロードしてもBGMが途切れません。

 

そのため、アイテムクリエイションに失敗した時の「ロード→やり直し」も爆速です。

 

 

序盤なら、玉手箱の厳選も圧倒的に楽です(出るかは運ですが)。

 

 

 

また、イベントスキップは、イベントをやり直したい時に重宝します。

 

PS版のRTAと比べ、タイムがかなり上がりそうです。

 

何もかもがフルボイス

 

オリジナル版とリメイク版の声優を選択できます。

 

しかもキャラクターごとに個別に選択可能です。

 

 

オプションのサウンド設定

SO2R → 全キャラ原作(PS)版の声優

 

SO2SE → 全キャラPSP版以降の声優

 

カスタム → キャラに合わせて自由に設定可能

 

 

つまり、今まで存在しなかったボイス(オリジナル版声優によるフルボイス)が聞けることになります。

 

 

ファンにとっては嬉しすぎる要素です。

 

2Dと3Dの融合

 

キャラは昔のまま、背景などは3Dと、2Dと3Dが融合しています。

 

 

これには「賛賛賛賛否」くらいあるようですが、私は良かったと思います。

 

 

理由は、過去の記憶をたどりながら綺麗な背景で遊べるからです。

 

 

もしこれがキャラまで3Dになっていたら、おそらく印象は変わっていたと思います。

 

 

 

それと、背景などに全振りしているおかげか、このゲームは動作が軽めです。

 

よって、ゲーミングPCでなくても遊べるのが優秀なポイントになっています。

 

 

ちなみに私は普通のノートPCで遊んでいます。

 

クリア時間

SO2Rのクリア時間

SO2Rのクリア時間

 

クリアデータをセーブした時点で22時間26分でした。

 

 

アイテムクリエイションやら釣りやら闘技場やらをやってこの時間です。

 

イベントスキップはしていません。

 

 

 

私は既プレイだったのもありますが、PS版やPSP版と比べて時間は掛かっていないはずです。

 

 

これも先述の「ファストトラベル」と「シンボルエンカウント+用心棒で勝手にレベルが上がる」が一番の要因だと思います。

 

 

一定以上のレベルになれば、ダンジョンの雑魚はほぼスルーしつつ、戦闘はボス戦のみという状態を作れます。

 

エンディングの数

SO2Rのエンディングの数

SO2のエンディング数

 

エンディングの数は99個です。

 

1度に5つ見ることができるものの、時間は掛かります。

 

 

ただ、親密度が視覚化できるようになったので、簡単に調整できる点はありがたいです。

 

 

 

ちなみに、エンディングもスキップできるのですが、1つのエンディングずつスキップできるため、キャラクターごとのエンディングで「これ見たな」というものだけスキップできます。

 

スピキュール

 

スターオーシャン2と言えばスピキュールです。

 

 

リメイク版でも開幕初手にスピキュール発動を確認したので安心しました(来ない場合もあります)。

 

 

が、やはりPS版初期ROMと比べると発動の速さが足りず、ぬるま湯温泉になっています。

 

 

「当時は通常攻撃と詠唱の設定が入れ替わっており、詠唱時間0で通常攻撃のように飛んでくるという一種のバグだった」という話がありますが、ソースは不明です

 

ガブリエ・セレスタ

 

試練の洞窟のラストにいるガブリエ・セレスタ。

 

 

ブラッディアーマーなどは使わず、属性耐性盛り盛り(+レベル200)で倒しました。

 

が、PS版よりも強くなっているような……?

 

 

 

あと、クロードの活人剣が初めて活躍しました。

 

相手の動きが止まったら活人剣パターン。

 

これ、こんなに強かったんか……

 

 

 

なおイセリア・クイーンには瞬殺された模様。

 

ファクター

 

武器・防具・アクセサリーに1つずつ付けられるファクター

 

これのおかげで、同じ装備でも差別化できます。

 

 

 

スーパー特技「リメイク」で何度でも付け替えられますが、何が出るかはランダムなのでガチャになります。

 

 

全員分の装備を整えるとなると、ひたすらロードとリメイクを繰り返すので、ちょいと面倒でした。

 

ブラッディアーマー戦法

 

スーパー特技「ブラックスミス」でダマスクスを材料にすると作れるブラッディアーマー

 

ブラッディアーマー戦法

ブラッディアーマー

 

これは「常にHPが減少し続ける代わりに敵の攻撃を一切受けなくなる」という性能を持ちます。

 

いわゆるチート装備です。

 

 

実績やトロフィーがあるため、それを埋めるための救済措置でもあります。

 

 

 

特にイセリア・クイーン真・ガブリエル闘技場をブラッディ系装備なしで倒すのはなかなか難しいです。

 

 

 

更に、闘技場のチャレンジバトルのラスト「昴翼"双"天使」では、ガブリエ・セレスタとイセリア・クイーンと同時に戦う必要があります。

 

SO2Rの闘技場

SO2Rの闘技場

 

これでも、攻撃力を盛ったクロードにブラッディアーマーを装備させ、活人剣でHPを回復させれば余裕で倒せます

 

2週目(強くてニューゲーム)

 

強くてニューゲームは、ほぼ全てのデータを引き継げます

 

よって、2週目は更に壊れます

 

 

 

レベルもスキルも必殺技も引き継いでいるため、やりたい放題です。

 

アレンの屋敷でフェイズガンが使えなくなるイベントがありますが、必殺技を引き継いでいるので普通に使えます。

 

 

 

もちろん、アーリア村を出た直後にカモンバーニィが使えるので、大陸にいるレイドエネミーと戦うことができます。

 

 

 

真っ直ぐクリクに行き、速攻でミスチーフを取るという今までにない体験も。

 

スキルレベルMAX+器用な指先だと、ピックポケットのミスチーフの成功率は75%でした。

 

 

ちなみに、ピックポケットの使用状況はリセットされるため、既に取っていた場合もリラックスアロマは必要ありません。

 

 

 

それ以外にも、ファストトラベルの記録はリセットされます。

 

サイナードもいないので、ファストトラベルするには一度は訪れる必要があります。

 

 

 

2週目はサクサク行けると思いきや、色んな所にサクサク行けすぎて、逆に遠回りになっています。

 

強くてニューゲームは新要素なので、リメイク版ならではの楽しみ方でもあります。

 

トロコン(星の海を制した者)

SO2Rの星の海を制した者を取ってトロコン

トロコン


星の海を制した者」を取ってトロフィーのコンプリートをしました。

 

 

星の海を制した者は、これ以外の最後の実績を解除した時に同時に取れます。

 

 

私はバーニィレースの5回予想的中の実際解除と同時でした(放置していただけ)。

 

 

 

おそらく、普通にプレイしていて一番苦戦するのは闘技場のチャレンジバトルや、イセリア・クイーンと真・ガブリエルの撃破だと思います。

 

が、先述のブラッディアーマーを使えば楽に取れます。

 

不満点

 

おおむね満足なのですが、不満点をあげるとしたらジャストカウンターの存在です。

 

 

ジャストカウンター自体は良いのですが、失敗した時のボーナスゲージロストというデメリットが大きすぎます

 

 

 

一応、ジャストカウンター関連のファクターがあります。

 

SO2Rのジャストカウンターのファクター

ファクター

 

保身の構え」は失敗した時の保険ですが、これを付けるぐらいなら、他の効果を付けた方が良いです。

 

 

そして何より、デメリットを背負ったジャストカウンターを狙うよりも、普通にタコ殴りにした方が効率がいい場合も多いです。

 

 

 

また、後半になればなるほど攻撃や魔法の演出が派手になり、ゴチャゴチャした戦闘中にジャストカウンターを狙うのは難しくなっていきます

 

 

 

ただ、何らかの縛りプレイの場合には重宝するかもしれませんが、それは有志によるRTAなどに期待しておきます。

 

 

 

あとは強くてニューゲームをした時に、レベルリセットなど引継ぎできる項目を選択出来たら最高でした

 

追記

2024年3月27日のバージョンアップでレベルリセットが可能になりました。

 

 

また、宝箱の入手状況はリセットされるので、再び入手率100%にするのは少し面倒です。

 

 

まとめ

 

私個人としては、かなり満足のリメイクでした。

 

 

一番楽しめるのが「PS版やPSP版を遊んだことのある人」だと思います。

 

 

もちろん、プレイしたことのない人にも遊んで欲しい作品であります。

 

 

 

他にも、クリア後の試練の洞窟やレイドエネミー、クロード&レナのW主人公システム。

 

ファクターガチャのようなやりこみ要素だったり、引継ぎが可能になったことなども含めると、オリジナル版と比べて出来ることは増えています

 

 

 

今後もこのようなリメイクが増えることに期待しています。

 

 

 

ちなみに、「Switch・PS5・PS4」と「Steam」の4媒体で発売されています。

 

※Amazon と Steam の販売ページに飛びます。