どんなにいい記事を書いても、内容が評価されて検索順位トップ層を取れても、ドメインパワーの前に屈することがあります。
簡単に言うと、
穴場で検索順位1位を取れたのに、気付いたら内容の薄い企業系の記事が上にいる……
という状態ですが、これは私自身、何度も経験したことです。
この記事では、ドメインパワーについてと、ドメインパワー弱者が蹂躙される時の話を書いていきます。
ドメインパワーとは
ドメインパワーは「そのWEBサイトが検索エンジンからどれだけ信頼されているかを数値化したもの」です。
つまり、ドメインパワーが高ければ高いほど、SEOでも強くなります。
逆に、始めたばかりのサイト(取得したばかりのドメイン)はドメインパワー0です。
ドメインパワーを高めることが、SEOで上位表示されるために必要な要素の1つになります。
ドメインパワーを上げる方法と必要な要素
ドメインパワーを上げるのに役立つ要素は大きく分けて以下の3つです。
・高品質な記事やコンテンツを作成する
・運営期間を伸ばす
・被リンクを獲得する
記事の質を高めることは、ドメインパワーだけではなく、そもそもSEOで重要な要素です。
これは「はてなブログのSEOの強さとSEO対策|弱くなったは嘘?」でも少し踏み込んでいます。
また、運用期間を長くすることで、ドメインパワーも少しずつ上がっていきます。
新規オープンした謎の店よりも、ずっとある老舗の方が信頼度が高いのに似ているかもしれません。
そして、他のサイトに自分のサイトのリンクを貼ってもらうことで、自サイトのパワーも上がります。
イメージ的には論文の引用と考えると分かりやすいと思います。
ただし、1度被リンクを獲得したから終わりではなく、定期的に獲得し続ける方が評価されやすいと言われています。
強いドメインパワーに蹂躙される時
先述のように、いい記事で検索順位1位を取れても安心できません。
自分の記事よりも質が高く、リサーチもしっかりしている記事に検索順位が抜かされるのは納得できます。
が、本当に概要を述べただけのような記事(300文字程度)に抜かされると「むむむ」となります。
では、何故内容の薄い記事に順位が奪われたのかというと、相手のドメインパワーが圧倒的に強いからです。
そして、権威性も持っています。
企業などがやっているサイトはそれらが強く、個人のブログなどでは太刀打ちできません。
そこが「ドメインパワーはSEOをひっくり返す力を持ち、時にはドメイン弱者が蹂躙される理由」です。
相手は「概要だけ」や「概要+α」しか書いていないので、もはや内容の良し悪しではありません。
それなりに時間を掛けて書いても、それらの内容に一瞬で抜かされてしまいます。
「ドメインパワーが低い=SEOで評価されない」ではない
ドメインパワーや権威性が低いからと言って検索順位が上がらないかというと、そんなことはありません。
ドメインパワーが低くても、始めたばかりのブログでもSEOで結果を出すことができます。
ただし、サイトやブログ運営において「競合が強いところと戦わない戦略」が必要不可欠になってきます。
当ブログを始めた初期に書いた「教えたがりおじさんの心理と対策|美味しいよおばさんもいるよ」は依然として評価されています。
YMYLのように無理なジャンルは無理
今のSEOには「YMYL(Your Money or Your Life)」があるように、人々の生活、お金、医療など、専門性の高いジャンルのサイトは非常に高い信頼性や権威性が求められます。
つまり、本格的に事業や仕事としてやっているサイト以外は門前払い状態です。
勝てないものは最初から勝てないので、ドメインパワー以前の問題になります。
まとめ
・SEOで勝てそうにないジャンルには参入しない
・そもそも競合が強いところに飛び込まない
・書きたいことを書くだけならSEO無視も視野
・SEO無視で集客したいならSNSなども合わせて活用する
・穴場に強者が飛び込んで来たら厳しくなる
この記事で一番言いたかったことは、「強い競合が入ってきたら一瞬で蹂躙されることがある」と言うことです。